お金の勉強

ジュニアNISAについて

こんにちは、えむべえです。

2020年の税制改正で、ジュニアNISAの廃止が決定しました。

もともと、開設口座が少なく、運用されている資金も小さかったため廃止が決定した制度です。

利用されている方はごく少数と思われます。

これが、制度の廃止が決定したことで、デメリットとされていた部分がなくなるため、資産運用のツールとしてかなり優良化したということです。

そもそもジュニアNISAって?

ジュニアNISAとは、こどもの名義で保護者、親族などが資産運用をおこない、その運用益が非課税で受け取れるという制度です。

年間最大80万円、5年間の投資期間があり、最大400万円の投資が可能で、こどもが20歳になるまでの期間非課税で運用できます。

たとえば、えむべえ家の場合、2019年からこどもたちのジュニアNISA口座をつくって運用を始めていますが、1番上の子(仮名:えむいち)は当時6歳でした。

2019年から5年間なので2023年まで資金を入れることができます。

2019年は約25万円入金し、20万円分ほどの個別株を購入しました。

配当金が何回か振り込まれていますが、非課税で入金されています。これが、株式を持ち続けて、その企業が配当をやめなければ、配当が非課税でえむいちが20歳になるまでの約15年間、入金され続けるということです。

また、銘柄によっては、株価が上昇するかもしれませんので、タイミングをみて売却すればその差益を非課税で受け取れるということになります。

しかし、もともとデメリットとして挙げられていたのが、こどもが18歳になるまで自由に使えるお金として引き出せないことでした。

金融庁は大学入学時の費用として、また、長期に運用すれば損をする可能性が低くなるということでこの制限を設定されたと思うのですが、

高校でも留学などをこどもが希望した場合にはそれなりにお金がかかりますし、学校外活動でお金がかかる場面、そもそも親の収入が減った時などにはどうしても現金化する必要があるため、

引き出し制限のために二の足を踏んで口座開設にいたらなかったと考えられます。

今回の改正で何が変わった?

最大のデメリットとされていた引き出し制限が、2023年で廃止になることが決まったということです。

さらに特筆すべきは、2023年以降でもこどもが20歳になるまでは配当や売買差益などの運用益が非課税となることは廃止されないということです!

別の記事でもご紹介する予定ですが、えむべえ家ではこどもの教育資金の計画を、預金、学資保険、投資信託(非ジュニアNIS A口座)で準備してきており、ジュニアNISAはそれでも使う予定のない資金をまわしていました。

今回の改正をうけて、2023年までは、投資信託より優先順位をあげてジュニアNISAでの運用を行っていこうか、運用するとしたらこれまで通り個別株を買い増していくか、投資信託を積立購入していくかなどと検討しているところです。

お子様の教育資金を預金のみで考えられている親御さんは、ぜひジュニアNISAでの運用をご検討いただいてはいかがでしょうか。

どこの証券会社での口座開設がオススメか?

えむべえ家では上2人のジュニアNISA口座はSBI証券、1番下の子のジュニアNISA口座は楽天証券で開設しています。

SBI証券のジュニアNISA口座では国内株式、投資信託、外国株式となっています(2020年6月17日現在)が、

楽天証券のジュニアNISA口座では国内株式、投資信託となっていますので、

ジュニアNISA口座で外国株式に投資したいという方はSBI証券がいいかもしれません。

ただし、外国株式の配当は、当該国分は課税されますので、ご注意ください。

 

少しでもご参考いただければ幸いです、それでは。