資産運用

【資産運用】iDeCo vs つみたてNISA、どちらがオススメ?

こんにちは、えむべえです。

私が研修医だった2000年代とくらべて、近年は様々な資産形成を促すための制度(優遇税制)、国の施策が制定されています。

そのツートップと言えるものが、”個人型確定拠出年金iDeCo”と”つみたてNISA”です。

基本的に国が勧めているのは、まず「貯蓄から投資」

そして、投資の中でも「つみたて投資」「分散投資」の方針であることは、この2つが推されていることから推察されます。

これらが推されているのは、まずは貯蓄という、銀行を通した投資ではなく、投資信託を通した準直接的な企業への投資を推奨していくためだと思われます。

iDeCoもつみたてNISAも長期間の定額、つみたて投資を行うという意味では似ていて、どっちを行ったほうがいいのかと迷われる方もいらっしゃると思うので、えむべえの意見を述べていきたいと思います。

iDeCoのメリット

iDeCoのメリットの基本は3つの非課税として紹介されます。

  1. 拠出時の所得税、住民税の軽減
  2. 運用期間中の運用益の非課税
  3. 受取時の所得税の非課税(1500万円まで)

まず、毎月の拠出、掛金分が、その年の所得が控除されることになります。

月の掛金が23,000円であれば、年間276,000円の所得控除が得られます。

課税所得の金額によって、実際の節税額は変わりますが、勤務医で年間1000万の課税所得がある方であれば、10万円近い節税効果が得られる可能性もあります。

そして、運用益が非課税であるため、投資した商品が利益を出している場合には、その利益には課税はされません。

最後に、受け取る際にも退職金あるいは年金あつかいとなるため、控除が受けられます。

具体的には、一時金として受け取る場合(一括受取)は退職所得となりますので、退職所得控除として最大1500万円の控除が受けられます。

老齢年金として受け取る場合(分割して受取)は雑所得となりますが、公的年金控除が受けられるということになります。

えむべえの意見としては、医局人事で転勤の多い勤務医であれば、退職金はそれほど多くないので、一括受取をする方がメリットが大きいのではないかと考えています。

つみたてNISAのメリット

つみたてNISAのメリットは、資金の流動性と言われます。

つみたて金額の設定、資金の引き出しに制限がありませんので、自分の財布と相談しながら資産形成ができるということになります。

ただ、えむべえ的には、長期運用が前提なのだから、資金を引き出さなくてはいけない状況にならないようにつみたて金額を設定しておいた方がいいのではないかと思います。

年間40万円の上限設定がされていますので、40万円までつみたてることを前提とした話が出回っている気がしますが、月ごとの積立金額は各家庭で無理のない金額設定がいいのではないかと思います。

えむべえ家では、妻べえ名義で月2〜2.5万円(毎週5000円の購入)で設定しており、年間約25万円程度の購入設定となっています。

結局、どっちがいいのか?

えむべえ的には、iDeCoとつみたてNISAの併用を推します。

それぞれにメリットとデメリットがあるのはまちがいないので、それらを補い合うのがよいのではないかと思います。

iDeCoのデメリットとして挙げられる資金拘束ですが、これも捉え方次第で自由に引き出せる状態だと自制ができないという方にはポジティブに働く可能性があるわけです。

前述したように、転勤の多い勤務医では、同じ職場で長く務められた会社員や公務員の方のような多額の退職金が受け取れません。

退職金に頼った生活をしなくてもいいという話は聞きますが、準備できるお金は自分で準備しておくに越したことはありません。

iDeCoの運用についての注意ですが、シミュレーションなどでは積立金額の設定の中に各種手数料が含まれずに計算される場合も多いです。

たとえば、えむべえは楽天証券でiDeCoを月23,000円の金額設定で運用していますが、毎月の精査金額は22,829円と171円の手数料が毎月かかっています。

節税効果で清算されると考えて運用していますが、この手数料のせいで、掛けている金額の割には同じ商品を購入していても運用利回りは、つみたてNISAとくらべて低くなります(清算金額で計算すればほぼ同じになります)

重要なことは、これらのメリット、デメリットを理解したうえで資産運用を行うことだと思います。

少しでも参考いただければ幸いです、それでは。