こんにちは、えむべえです。
地方都市で勤務医として働き、子供3人を育てながら、子供たちの教育費、妻と自分の老後費用などをコツコツ準備しているアラフォー医師です。
2021年2月2日のニュースで、「一部の高収入世帯の児童手当を廃止する児童手当関連法案改正案を閣議決定した」とありました。
これに対して、小沢一郎衆院議員が「究極の愚策」と発言したということもニュースになっています。
これは、昨年末にも少し話題になっていて、コロナの休業補償、医療費の高騰などから、国や自治体の財源が削られていることが影響していると思われます
えむべえは、現在、3人の子供と暮らしているんですが、
ちょうど、妻べえと4人目の妊娠、出産、育児について相談していたので、今回のニュースの件とあわせて、特に育児について考えていきます。
何と言っても、育児にはお金がかかる
家族が多いのは賑やかでいいのですが、育児にはお金がかかります。
各年代でかかる費用をまとめてみました。(参考文献:前野彩 著、「教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール」(第1版))
就学前は2019年の無償化で負担が軽減された
就学前は、保育園・幼稚園にお金がかかっていましたが、幼児教育・保育の無償化が2019年10月から始まりましたので、
負担は給食費、積立費などで、えむべえの第1子、第2子が通った幼稚園では月1.5万円ほどになっています。
えむべえの自治体では、この無償化の前から、複数のこどもが保育園、幼稚園に通う場合に自治体から現在の無償化並みの手当てが制度としては設けられていたのですが、
例によって所得制限がありましたので、無償化は本当に助かる制度になっています。
ただ、これもいつ財源が不足して所得制限がかかるかもしれないので、備えてはおこうと思っています。
小・中学校は学外活動で予算が変わってくる
小学校は、基本的に公立小学校に通う予定です。
学校教育費として年間11万円、習い事は1個あたり約8,000円を予算として考えておきます。(参考:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」)
習い事は、あまり忙しすぎても疲れてしまうでしょうから、やりたくなったものを2,3個やらせてあげられるように、と考えています。
長男は現在1年生でスイミングとピアノを習っています。
塾やプログラミングは今のところ必要なさそうで、毎朝出勤前にえむべえが30分~1時間程度勉強を一緒にやっています。
コミュニケーションにもなりますし、自分の勉強にもなるので、続けられる範囲で続けていこうと思います。
えむべえの住んでいる地域は公立の小中学校が学級崩壊になったりということはないですし、
妻べえが主婦で家を守ってくれているので、私立に通わせる必要性は高くありません。
中学、高校も公立へ通ってもらう予定です。
公立中学校は、学校教育費は年間約18万円となっています。
学外活動費は、塾が中心となるでしょうか。
えむべえは、中学2年の後半から塾へ通っていましたが、成績がある程度よかったため、教材費以外のお金は払わなくて済んでいました(塾の広告には貢献したかな)
学歴自体があまり意味をなさなくなりつつある時代ですので、
こどもの成長や社会情勢をみながら考えていこうと思います。
プランとしては、あまり使わない方向で予算をたてるのはよくないので、年間25万程度の費用がかかるものとして、予算をたてておきます。
高校は公立、私立、両方の可能性を考慮
えむべえの住んでいる地域では、高等学校も公立高校で様々な選択肢があります。
あえて私立を選択しなくてもいい環境ではありますが、
公立高校受験に落ちた場合には私立へ通うという選択肢になります。
ある程度の学業成績であれば、特待生で授業料免除ということも考えられますが、
そこに期待してばかりはいられませんので、平均的なお金は用意しておこうと思います。
公立高校は学外活動費も併せて約46万円、私立は約97万円が平均です。(参考:文部科学省「平成30年度子供の学習費調査」)
塾へ通う高校生もいれば、通わない高校生もいますから、これらはあくまで参考値ということを忘れずにお金の準備をしておくことが重要です。
可能性は低いかもしれませんが、留学などの選択肢もあるかもしれませんが、今回は金額面での情報収集は間に合いませんでした。
今後、少しずつ情報を集めておこうと思います。
高校までの教育費は、なんとか月々のキャッシュフローの範囲でまかなえるようなキャッシュフローをつくれるようにしておこうと思います。
現時点では、現在の収入を維持し、インフレが過度に進まなければ困ることはなさそうです。
教育費の目安は、18歳時点で1,000万円
教育費が最もかかるタイミングである大学時代は国公立、私立、文系、理系、医歯薬系でかかる費用が大きく異なります。
国立大学4年で在学期間合計でかかる費用が約250万円
私立文系4年で、約420万円
私立理系4年で、約580万円
私立医歯薬系6年で、約3250万円(!!)
とされています(参考文献:前野彩 著、「教育費&子育て費 賢い家族のお金の新ルール」(第1版))
実際、えむべえの研修医の同僚は、私立医大の入学時に、山を売って親がお金を作ってくれたと言っていました。
ここに挙げた費用はあくまで授業料ですので、実際には仕送り費用がかかってきます。
私立医歯薬系は無理として、その他の選択肢がとれるように、それぞれの子供たちが18歳になった時点で、1,000万円を準備できるようにしていこうと思います。
1,000万円の内訳は他記事に書いたことがあるのですが、預金約450万円、貯蓄型保険約250万円、投資信託積立約250万円のトータルで約950万円を予定しています。
これは確実に準備できるお金として計算しておき、そこに親族からの誕生日祝いや入学祝などでいただくものを加えていけば、1,000万円の準備ができるという計算になっています。
えむべえ家 家訓 こどもにかける養育費には兄弟間で差を作らない
元々のえむべえ家の方針として、「こどもにかける養育費には兄弟間で差をつくらない」というのがありましたので、
それを維持することが可能かどうか、ライフプランを見直すこととしました。
えむべえは、ファイナンシャルプランナーの知り合いが何人かいらっしゃり、
経済面でのライフプランの立て方を教えてもらい、エクセルに収入、支出、家族の年齢、イベントなどがわかる表を自己作成しています。
そこに今回の子供たちにかかる収支について入力をしたところ、
4人目の子供にも、これまでの子供たちと同様の養育費の準備ができるという計算ができました。
このルールにこだわりすぎて生活のバランスが崩れてしまったり、
過労で体調を崩してしまうことはいけませんが、それほど無理をしなくても達成はできそうです。
ただ、日々の食費などの生活費は増加しますし、家族旅行も飛行機をはじめとした公共交通機関を利用すればその分料金もかさみますし、宿泊費用も人数分増加するので、
計画的な資金計画が必要となることは言うまでもありません。
こうした点からも1人子供を育てるということには多大な資金が必要となりますので、
これからもライフプラン表を使いながら資金計画を立てていこうと思います。
これまでは月5,000円(所得制限で特例給付として)で15年ですから、90万円分の教育費がいただけていたわけですので、
これがなくなるのは、やはり長期的な資金計画に影響はあるといえます。
ちなみに、冒頭で紹介した小沢一郎議員ですが、Wikipediaで「こども手当」を調べると、民主党時代にこども手当を制定した際には、率先して所得制限を設ける方向で動いていたとのことです。
「2009年12月16日、小沢一郎民主党幹事長は所得制限を設けるよう鳩山由紀夫首相に申し入れた」(Wikipwdiaより)
まぁ、状況に応じて発言を変えていらっしゃるんでしょうけど、これからも政治家の先生の発言は変わることが多そうだなと感じますね
育児には育児のための場所が必要
今回の記事の大半は育児とお金について書きたかったのですが、その他にも育児をする上で大事だと思うのは、生活する空間、家です。
えむべえは2019年に家を新築して一戸建てに住んでいますが、
元々はこども3人と過ごせる家として設計、建ててもらいました。
なので、4人目の部屋として、夫婦の寝室として考えていた部屋を提供することになりそうです。
賃貸 v.s 持ち家はよくある論争ですが、当初予定していた家族計画がずれる場合には、賃貸の方が柔軟な対応はできるかもしれません。
ただ、一戸建てのメリットも大きいと思っていて、
今でも庭で子供がプール遊びができたり、家の中でも走り回ったりすることができる環境というのは、
彼らにとっては、いい環境だなと思うこともしばしばです。
もちろん、友達の家に遊びに行ったときに家と同じようにしてはいけないということは、口酸っぱく伝えています。
育児をするためには時間も必要
妻べえは現在、えむべえの不動産の経理と主婦業をやってくれています。
そこまで経理の仕事は煩雑ではないので、家の家事と両立できていますが、
子供がさらに1人増えると手が届かない部分が増えることが心配です。
なので、えむべえが家事に割ける時間が確保できるかが問題になります。
勤務医は通常の病院での時間内の仕事に加えて、当直、学会発表のためのデータまとめ、学会発表、論文執筆などの仕事があります。
これからえむべえも年を重ねることで、夜間の勤務や疲労の回復が遅くなることが予想されるので、
効率よく診療、事務作業、病状説明などをしていきながら、家での時間をつくることを意識していかなければいけません。
幸い、「働き方改革」については、医師にも影響があり、残業時間を少なくするように上司も働きかけてくれているので、
悪影響が出ない範囲で業務の調整をおこなっていきます。
まとめ
こどもが1人増えるということは、それだけ、経済的、空間的、時間的に考えなければいけないことが増えるということになります。
こどもを持つ親として、考えなければいけない、いわゆる仕事、義務だとえむべえは考えます。
それなりに大変な業務ですが、こども達が家族、家庭にもたらしてくれる幸福感などには代えがたいものがありますので、
それらを得るための対価だと考えていきます。
少しでも参考にしていただければ幸いです、それでは。