こんにちは、えむべえです。
地方都市で勤務医として働き、子供3人を育てながら、子供たちの教育費、妻と自分の老後費用などをコツコツ準備しているアラフォー医師です。
今日は、アクティブ運用のひとつ、「ひふみ投信」について考えてみました
ひふみ投信での運用を検討していただいている方に参考にしていただければ幸いです。
ひふみ投信とは
「ひふみ投信」とは、レオス・キャピタルワークス株式会社(以下、レオス)という投資会社が「ひふみ投信マザーファンド」を通じて上場株式等に投資する投資信託です
ひふみ投信マザーファンドとは、ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金という商品名で集められた資産をまとめてある箱のようなものです
この箱に集まった原資をもとに、レオスの運用部の方々が、さまざまな企業の株式を購入したり売却したりして資産を大きくしてくれるということになります。
ひふみ投信のファンド・マネージャー(運用責任者)は、同社の社長でもある藤野英人さんです。
藤野英人さんは、セゾン投信会長の中野晴啓さん、コモンズ投信取締役会長の渋澤健さんとともに「草食投資隊」を名乗られ、
運用会社が直接投資信託を販売(購入手数料無料)し、長期的につみたて投資をおこない、資産形成をすることを勧められてきた方です
- 購入手数料無料
- 長期投資
- つみたて投資
この3つは、2021年現在、一般の方が資産運用を行うにあたって、
中心となる最低条件ともいえるものだと思いますが、
草食投資隊の方々は2010年より前からこのことを日本に広めようと活動をされ、
実際に自分たちの会社で資産運用をしてきました。
えむべえは、一番最初はセゾン投信の中野晴啓さんの著書「預金バカ」を読んでつみたて投資について知りました。
その後、セゾン投信での投資を始めながら、もう少し積極的な運用をしている投資信託はないかと探し、
同じ草食投資隊の藤野英人さんの著書「投資家が「お金」よりも大切にしていること」を読み、
この投資方針であれば、中小企業の中から大化けする企業をみつけて投資してくれるんではないかと思い、調べてみました。
ひふみ投信は独自の視点で企業を評価
この本の中で藤野さんは、企業を評価する点として、以下のようなものを挙げられていました。
- ホームページに社長が顔を出している
- 自伝を出した社長の会社の株価はあがらない
- 会社の傘立てが整頓されていない会社の株価はあがらない
もちろん、これらだけで投資するかどうかを決めているわけではないと思いますが、
人が見ない点にも目を向けているという点に惹かれ、
ひふみ投信でのつみたて投資も開始することとしました。
投資開始時の基準価額はすでに32,000円前後で推移していました。
100円均一ショップの「Seria」、地方ドラッグストアの「クスリのアオキ」に投資されて大成功したというのが、
その頃は知られていたような記憶があります。
えむべえがひふみ投信で投資を開始した約1年半後、テレビ東京系列で放送中の「カンブリア宮殿」に紹介され、
資産が劇的に流入し、基準価額が爆上げしました。
コロナ禍での飛躍
2017-2018年に基準価額50,000円を突破しましたが、その後は基準価額が停滞しました。
2018年末-2019年はずっと4万円台、2018年末には一時は3万円台まで下落していました。
そこに、コロナウィルスの蔓延がきました。
特筆すべきは、その現金比率です。
多くのアクティブ運用の投資信託が、株式、債券へ投資することで資産を増やすことを目標としていますが、
2020年2月末の株安の時点で、現金比率を約32%まで上げていたのです(ひふみ通信、運用レポートより)
藤野さんもレポートに書かれていましたが、ひふみマザーファンド(ひふみ投信、ひふみプラス、ひふみ年金の資産をまとめているファンド)はこの時期、総資産5,000億円以上でしたので、
現金比率30%以上とすると、1,500億円前後の株式が売却されていたということです。
急激にやってしまえば、急落をする銘柄などがめだち、ファンドの動きが周囲にバレてしまいますし、
ゆっくりしていると、売り場、その後にくる買い場を逃すということにつながってしまいます。
そもそも、結果として買い場がきたことがわかっているだけで、下落時に再度株式購入に向かうというのも勇気がいる決断だったと思います。
この動きにより、ひふみ投信の2020年の運用成績は、年率で驚異の20%以上をあげたのです。
通常であれば、詐欺案件とされるような運用成績です。
えむべえが、同じような資産を投資対象としていると考えている、SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(約8%)、さわかみファンド(約11%)、コモンズ30ファンド(約15%)などと比較すると、
その上昇力が際立っていると思います。
ひふみ投信に注目する点での注意
同じことをやったことがある方もいらっしゃると思う(思いたい)のですが、
えむべえは、ひふみ投信の運用レポートに書かれている投資先に、個別株式投資をおこなったことがあります
朝日印刷、ティアなどがそれに当てはまります。
株価チャートを確認していただくとわかるのですが、いずれも近年の株価の動きは思わしくありません
やはり、投資、特に個別銘柄への投資は人の真似では良い成績が得られないという典型だったと思います。
同じ手法で利益を得られている方もみえるかもしれませんが、
銘柄研究にそれほど多くの時間を割けないえむべえのような人には、
特に避けたほうがいい投資手法と考えています。
もちろん、自分の企業分析の結果、いい銘柄だと判断してたどり着いた結果、
ひふみ投信と投資先が一緒だったという場合には、問題ないと思います。
まとめ
ひふみ投信について、自分のひふみ投信との出会いも含めて書かせていただきました。
成績が低迷する時期もあると思いますが、
コロナショックのときのような資産運用を続けていただけるのであれば、
引き続き資産運用をお願いし、応援していきたいと思っています。
なお、投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
少しでも参考にしていただければ幸いです、それでは。